毎日の生活で軽い腹筋をするだけで便秘解消

便秘には大きくわけて、3つの種類がある。
おもに食生活や運動不足などが原因で起こる「弛緩性便秘」と、ストレスが原因で起こる「けいれん性便秘」、大腸がんや大腸ポリープ、子宮筋腫などの病気が原因で起こる「器質性便秘」の3種類である。

中でも「弛緩性便秘」は、日本人に最も多いタイプの便秘であり、特に腹筋が弱い高齢者や女性、男性でも運動不足の人に多く発生する。

「弛緩性」の症状は、次のような特徴がある。
1つめは黒っぽくコロコロした便の場合が多い。
水分が失われるため、硬くコロコロとした便になる。
苦労しないと排便ができない上に、せっかく便が出てもあまりすっきりせず、残便感がある。

2つめはお腹が張ってくる。
腸内に便が溜まると、悪玉菌が増えて、有害なガスが発生する。
排便がなく、便が詰まるとガスも溜まってしまい、お腹は張るばかり。
お腹の張りが大きくなると、食欲にも影響を及ぼしかねない。

3つめは、肌荒れ。
腸の健康は美容に直結する。
慢性的な便秘状態では、腸内の善玉菌が減少し、悪玉菌が増加する。
すると、悪玉菌が排出した毒素は、血液やリンパを介して体中に運ばれてしまう。

弛緩性の原因は4つ。
その中でも大腸を動かす筋力の低下が主な原因となっている。
本来、スムーズな排便のためには、腸のぜん動運動が欠かせない、これは、大腸を動かす筋肉を使って便を肛門側へ押しやり、押し出そうとする運動のことである。
大腸を動かす筋肉がゆるんでしまっては、ぜん動運動は不十分となる。
便を押し出す力が弱まれば、いくら出そうとしても出てくれない。

この弛緩性便秘の解消には、運動は大きな効果がある。
腹筋運動は腸の弛緩を改善するとともに、腹部の血行を促進して胃腸の働きを高める。
また、肛門に十分な圧力をかけて便を押し出すときにも腹筋力は必要である。

便秘解消のため、腹筋を行うことは有効だが、ただ不可をかけさえすれば良いというものではなく、しっかりとした意識付けをしながら運動することが大切。
まずは、仰向けになり膝を立て、おへその下あたりに手をおいて、両足を少しだけ床から浮かせ、この状態で5秒間静止する。
これを10回繰り返す。
このように、比較的軽度な腹筋運動から始めて、便秘解消へと繋げていきたい。